試験に出るNANA vol.1

英語版のNANAはAmazonなどのオンラインショップで手軽に入手できます。
入手はこちら。 

センター必修単語は赤で色分けしてあります。
☆センター必修構文は赤の太字になっています。

NANA 〜 小松奈々
P3
Surrounded by mountains...

My hometown is neither big nor little.

It isn't a big city or a tiny village way out in the country.

There was nothing that really sold the town for tourism.

I was the middle of three daughters.

Left to my own devices...by parents who were neither rich nor poor...I grew up quickly.

I was just about to graduate from...

an average, local, all-girl high school...
あたしの生まれ故郷は

山に囲まれた 
広くも狭くもない町で

ど田舎ではないけど都会でもない

観光にこられてもウリがない


あたしは3人兄弟の真ん中で

金持ちでも貧乏でもない親に
ほったらかされてスクスクと育ち


県内普通レベルの女子校を

もうすぐ卒業する
surround =取り囲む  Surrounded by...は分詞構文。「〜に取り囲まれて」という付帯状況を表しています。 neither A nor B =AでもBでもない
tiny =小さな way out in =〜の辺境で  the country =田舎(the countryとなると国ではなく田舎です)  tourism=観光事業、観光産業
middle=真ん中   devices =計画
leave 目 to 〜=目を〜に任す → 受け身の分詞構文です。能動態の文は My parents left me to my own devices. 「両親は私を自分の計画に任せた」といった意味。→受け身だと、「両親によって自分の計画に任されて」→ほったらかされて 
grow up =育つ  quickly= またたくまに、めきめきと 素早く 
be about to =まさに〜しようとしている  graduate from =〜を卒業する  average=平均の、普通の  local =地元の

これからもたびたび出てくる小松奈々のモノローグ、その1。 英語で読んでもなんだかしみじみと心情が伝わってくるような文です。
どこにでもいそうな平凡な奈々のイメージが伝わってきますね。
P8
浅野:寂しくなるな  奈々ちゃんに会えなくなるのは
Asano: It's going to be lonely...not being able to see you anymore, Nana.
not being able to see... → be able to で「〜できる」beingと動名詞になっているので、「〜できること」さらにnotがついて「〜できないこと」となります。
not 〜anymoreで「これ以上〜ない」 まとめて「これ以上君に会えない事」です。

not being able to seeなんて、一見回りくどいような表現ですが、会話文でも必要ならばあっさりと使います。あ、ちなみにこの文の主語のItは状況を表すItで、訳しません。
P9
奈々:わかってはいたのだ 
この恋にしょせん未来なんかない
Nana: I already knew....that this relationship didn't have a future.
I already knew =すでに知っていた→わかっていた relationship=関係 future=未来

I already knew your could do this.(君がこれをできるとすでに知ってたよ)という事で「さすがだね」なんて意味にも使われます。
P10
奈々:ばかばかしくっても出ないよ Nana: It was pointless to shed any tears.
pointless=無意味な、無駄な、しょうもない  shed =(涙を)流す  tear =涙
P11
淳子:だからやめとけって言ったのに Junko: That's why I told you to cut it off.
That's why-- = それがなぜ〜したかだ。→そんなわけで〜した。
cut off =中断する、やめる、打ち切る
P11
奈々:あたしは浅野さんからお金なんか一銭ももらってないもん…
知ってるくせに!
淳子: どーせならたんまりもらっときゃよかったのに
やり逃げされて
Nana: I haven't received a single cent from Takashi!
And you know that!
Jun: You should have gotten what you could out of him...'cause he got a free ride.
receive =受け取る  single cent=1セント  should have gotten =should have過去分詞 〜すべきだった  'cause=because
what you could (get) out of him →彼から手に入れられる物(このwhatは関係代名詞。〜する物の意味)
free ride =文字通り「無料乗車、ただ乗り」の意味。

「知ってるくせに!」とか「〜しとけばよかったのに」とか。結構使える表現です。NANAには日常会話に使える表現がいっぱい詰まってます。覚えてあちこちで使ってみましょう。
P13
奈々:なんであたしって こー 何をやっても うまくいかないんだろう Nana: Why is it that no matter what I do, nothing ever works out?
Why is it that SV? itはthat 以下を指している。that以下が起こったのはなぜか、といった意味。
no matter what I do = whatever I do =私が何をしても
work out =うまくいく  ever =かつて(否定文、疑問文でのみ使う)→うまくいったためしがない。

くどいようですが、受験参考書に絶対出てくるno matter what。受験などではなく、普通の会話文でもよく使います。受験英語は役にたたないなんて事は絶対にないです。
P13
淳子:やっぱ あたしも東京の美大 受けりゃよかったな
奈々:そんな!
淳ちゃんまで東京行っちゃったら 生きてけないよ あたし!
Jun: You know, I should've applied to a Tokyo Art School, too.
Nana: No way! I'd die if you went to Tokyo too, Jun!
should have 過去分詞=〜すべきだった  apply to =〜に出願する、〜に志願する
No way! =まさか (非常に便利でよく使える表現なので、ここで覚えてくださいね)
I would die if you went to Tokyo. →仮定法過去の用法で、現在の事実と反対の事を表しています。「あんたが東京に行ったら、あたしは死んでしまうよ」といった意味。

No way!「そんな!」 実はこの表現は、漫画のあちこちで何度も使われています。簡単な表現なので、あなたも奈々のマネしてぜひ使ってみてください。
P14
奈々:次の恋に向けて Nana: It's about looking forward to my next relationship.
look forward to = 〜を期待する、〜を楽しみに待つ to の後には名詞および名詞相当語句(動名詞など)が来ます。
P15
奈々:思い起こせば私の高校生活は
恋に始まり恋に終わった
Looking back, my high school life....started and ended with love.
And that's not an exaggeration.
looking back =振り返って見ると →分詞構文     exaggeration=誇張
P17
奈々:確かに私は人より少しばかり面くいかもしれません
でも いくらかっこよくてもハートのない男はやっぱり嫌だし
Nana: It's true, I was more concerned about looks than most people are.
But no matter how hot a guy is, I wouldn't like him if he was empty inside.
It's true (that)...but =確かに〜だが〜だ
be concerned about =〜に関心がある look=様子、外観、見た目 most =ほとんどの
hot =(米俗)魅力的な、セクシーな
no matter how hot = hower hot =どんなに魅力的であろうと  empty =空っぽの inside =内側
P18
浅野:そんなことしなくても充分かわいいのに

奈々:映画は大好きです 
でも一人で観るのが好きってゆ〜か…
浅野:ああ わかるよ 同感だな
浅野:じゃあ僕はそろそろ…

奈々:あたし何かお礼を…
Asano: You're so cute just the way you are, without having to do that to yourself.

Nana : I'm a film freak. I don't know why, but I love going to the movies alone...
Asano: Yeah...I understand. Me, too.
Asano: Well, I'd better get going...

Nana : I don't know how to thank you...
just the way you are =そのままで (そういえば"Just the way you are"というタイトルの歌が昔ありましたね)
 without --ing =〜しないで
freak= 熱狂的なファン  I don't know why, but....=なぜかはわからないけど、… これも使えそうな表現ですね。
 Yeah...I understand. Me, too. よく使えそうな表現ばかりです  
had better=〜したほうがい  get going =出発する→I should get goingなどで「行かなくちゃ」という意味に使ったりもします。
I don't know how to thank you..→直訳すれば「どうやってあなたに感謝すべきかわからない」という意味です。深い感謝を表す表現です。単にthank youですませたくない場合には、こういうと感情がこもります。
P20
奈々:もしこのまま 彼と つきあい続けていたら
私の青春は どんどん うらぶれて行ったに ちがいないので
別れられて幸いだったと
前向きに開き直ろうと思います
Nana:If it had kept going on like this....
There's no doubt that my innocence would have been ground out of me more and more.
It was a blessing that we broke up.
This is what I told myself, and tried to get on with my life.
If it had kept....., my innocence would have been.... →過去の事実の反対を述べる、仮定法過去完了の用法です。ここでは事実は、奈々と浅野はつきあい続けなかった訳なので、事実の反対を述べるにはhad keptと過去完了を使っています。
こうした理解しにくい文法は、物語の流れの中で覚えていってください。
keep --ing =〜し続ける  go on =すす見続ける、〜し続ける  doubt=疑い→There was no doubt that =〜は間違いない
innocence=無邪気、純真  ground out =(野球用語)ゴロを打ってアウトになる  more and more =どんどん、ますます
blessing =神の恵み、喜ぶべき事 It was a blessing that...→Itは仮主語。本当の主語はthat以下。that以下は喜ぶべき事だった、という意味。  break up=別れる、(人間関係が)終わりになる
This is what I told myself→ここのwhatは関係代名詞「〜すること」→自分自身に話したこと  get on with =〜と仲良くやっていく
P25
章司:なっつかしいなあ おい!
中学卒業以来だから 3年ぶり?
Shoji: Wow, it's been forever!
It's been, like, three years since we graduated from junior high.
It has been (It is) ○○ years since---- =〜してから○年になる  forever=永遠 it's been forever=久しぶり
=Three years have passed since we gradated froom junior high.
graduate from = 〜を卒業する

「お久しぶり」を表すのに、Long time no seeもありますが、こちらは本当に友人間のみ。 
P25
奈々:淳ちゃんてば こんな切り札隠し持ってたなんて… Nana:Jun...To think she had an ace like this hidden up her sleeve...
ace=トランプのエース、最高の物(人)
up one's sleeve= 密かに手元に用意して 
P27
奈々:そーいえば あたし 今まで男友達なんて一人もいなかった…
淳子:あ――あんたは男を同じ人間とゆーより 雄としてみるからねぇ
Nana: Now that I think of it, I haven't had a single male friend up until now.
I wonder why?
Junko: Well, instead of seeing them as humans, you only see men, men, men. That's why.
Now that =今や〜なので  single =一人も  up until now =今まで
instead of --ing =〜する代わりに、 see目 as =Oを〜として見る 
That's why=それがその理由だ。だから〜なのだ

P28
淳子:いや ホレたらホレたで しょーがないとは思うけど Jun: If you fall in love, you fall in love. It just happens.
If you fall ....→直訳すると、「もしあなたが恋をするなら、恋をすることになるだろう」ぐらいかな。いえね、自分で英訳しようとしたら、なかなかできない文だろうなと思ったんで、取り上げてしまったんです。
fall in love =恋におちる(英語でも日本語でも恋は「落ちる」物なんですね) It just happens.→単に起こるだけだ→成り行き次第だ。

P30
淳子:いーじゃん 
今日は とことん腹割って話して親睦を深めましょーよ
Junko: It's cool, man.
Let's all just spill our guts and really get to know each other.
cool=すばらしい、すごい、かっこいい man=あんた、おまえ(呼びかけに使う。別に相手が男性でなくとも使えます)
spill our guts= 知っていることを洗いざらい話す、ぶちまける(直訳:はらわたをさらけ出す)
get to=〜するようになる→ get to know=知り合いになる

manという呼びかけは、この後奈々も淳子も実によく使います。ただ、結構くだけた表現なので、よっぽど英語が上達するまでは、自分で使うのは控えた方がいいかもしれません。
P31
章司:で 次は?
奈々:次の人は 名前もしらなかった人だった
Shoji: So then what? Who was the next guy?
Nana: The next person...was someone whose name I didn't even know.
関係代名詞whoseの用法ですね。基本的な使い方の文なので、この台詞を丸覚えしてしまってください。

関係代名詞と言うと、入試英語を連想するかもしれませんが、必要とあらば会話文でも平気であたりまえに使います。関係代名詞入りの文がすらすらいえるようになったら、かなり上達しているといえるでしょう。
P38
章司:今は たまたまいないだけサ
淳子:やっぱりね
淳子:あんた今日奈々ねらいで 家にきたでしょ
Shoji: I just so happen to not have a girlfriend right now.
Junko: I thought not.
Junko: You came here tonight because of Nana, didn't you?
happen to =たまたま〜する  right now =今は、目下のところ
「やっぱりね」のところ、I thought so,ではなく、章司は「いない」と否定しているので、I thought not.となります。詳しく言うと、I thought you don't have a girlfriend.ぐらいです。
because of =〜のために

P41
奈々:よく言った 京助
あんたはエライ!
恋に落ちるのは理屈ではない!
Nana: Well put, Kyosuke. Good for you!
Falling in love isn't about logic!
well put =うまく表現する good for -- = 〜にふさわしい   logic =理屈
P42
淳子:でも奈々 浅野さんの事 まだ忘れられないんだね
まあ あたりまえか
奈々:そんな事ないよ もーわすれたよ
Junko: But Nana....With Takashi...you still haven't forgotten about him, have you?
But that's no surprise.
Nana: Not at all, I totally forgot about that poser!
haven't forgotten =未だに忘れていない。→現在も忘れていないことをふくむため現在完了になっています。それにたいして奈々の方は I totally forgotと現在には関わりのない過去時制で言っています。またYou haven't....., have you?と付加疑問文になっています。

ここではhaven't forgottenと否定文なのでわかりづらいですが、現在完了は過去に起きた出来事について述べながら、現在の状態に重点が置かれている時制です。ここでは淳子がいいたいのは、奈々が(過去の事ではなく)今でも浅野の事を忘れていないという事を言いたいから現在完了形を使っているのです。 

文法というのは、決して無駄な物ではなく、言いたい事を正確に表現するためにある物だと思います。現在完了という時制は日本語にないため、わかりづらいですが、こうした物語の中で、微妙な違いを感じ取って覚えていってください。
P43
奈々:淳ちゃ―――んvv
あたし 淳ちゃんが男だったら絶対 淳ちゃんの彼女になるのになvv
Nana: Junnnn. If you were a guy, Jun, I'd totally be your girlfriend.
Junko: Ha! I woudn't.
If you were.....I would....と仮定法過去の用法です。仮定法過去は現在とは反対の事実を表す用法で、ここでは淳子は女性ですから、If you were a guy,と過去形を使っているのです。
参考書にもでてくる例文に似たような文なので、ぜひここで暗記しておいてください。
P43
奈々:章司君は大事な男友達だよ?
彼氏なんかにしたら もったいないじゃん
Nana: Shoji's a very important male friend, ya know?
It would take some time before he could be something like a boyfriend.
male friend =単に「男友達」の意味。ちなみにboyfriendはボーイフレンドではなく恋人の意味です。間違えて使わないように。 ya=youでもくだけた言い方なので、むやみと使わない方がgood.
It takes時間 before SV =〜が〜するまでに〜かかる。→「彼が恋人みたいになるのには時間がかかりそう」
wouldやcouldを使っているのは、事実ではなく予想なので、ifはなくても仮定法だからです。

うーん、ここのところ、意訳というかちょっと英語訳の意味がずれているような気もするんですが…。
P44
奈々:あたし映画は一人で観る主義なの
隣の席に友達がいたら気が散るってゆーか…
Nana: Sorry. As a rule, I only watch movies by myself.
I don't know if it's because I'd be distracted by having a friend sit next to me or what...
as a rule = 一般に  by oneself=一人で、自分だけで  distract =心をそらす、気を散らす
by ---ing =〜することによって  have人 原形=人に〜させる、人に〜してもらう→友人に隣に座ってもらうことによって or what =〜か何か

by --ingとか、使役動詞のhaveとか、結構難しい文法も会話文で使われていますね。
P47
奈々:時間が経てば経つほど 
思い返せば思い返すほど
彼の一挙一動が
全て嘘だったように思えて
気が遠くなるくらい痛い
Nana: The more time that goes by...the more I think of him.
His every single move.
It all seems to have been a lie,
and I feel like I'm going to die from the pain.
The more.....the more... =The+比較級、the+比較級=〜すればするほど〜だ
go by=時が過ぎる  every single =一つ一つの move =動き
It seems to have been =〜だったように思える  過去の事を言っているので、to have beenと完了不定詞を使ってあります。  
feel like =〜のような気がする、 die from =〜のために死ぬ  pain =痛み

しみじみとした独白ですが、重要な表現がさりげなくはいっています。The+比較級とか、seem to have beenなど、文法書には必ず載っている表現なので、ここで意味ともどもマスターしてください。
P48
奈々:ねえ章司
恋の傷はどーすれば治るかなあ
章司:…鯉…?
奈々:あたしはね やっぱり新しい恋をするしかないと思うの
Nana: Hey, Shoji... Do you think you could mend a broken heart?
Shoji: ...A heart...?
Nana: I think..the only way is for me to fall in love again.
mend =修理する for人to動詞=人が〜すること→私にとって唯一の方法は、また恋をすることだ、ぐらいの意味
P49
奈々:章司 この町で一番オシャレな若者が集う場所ってどこだと思う Nana: Shoji...Where do you think is the hippest place in town for kids my age to hang out at?
Where do you think is....=「どこだと思う…?」 Where is the hippest place...?という文に"do you think"が割り込んで来ていると考えてください。語順が複雑で、結構マスターするのに苦労する構文ですが、この台詞のように、英語では話し言葉でも平気で使います。なれえばなかなか便利で使える表現なので、ここで覚えてしまってください。
hip=かっこいい、センスのよい  hang out at...=〜でたむろする atの後の場所をあらわす語がthe hippest placeと前にあるので、to hang out atと前置詞で終わっています。
cf. We hanged out at the park. (公園にたむろした)
P53
奈々:やっぱ海はいいね
青春を感じるね
Nana: I love the ocean. It makes me feel young and happy.
make 人+原形 =このmakeは使役動詞。「人に〜させる」→それ(海)は私を若く幸せに感じさせる
P54
章司:おまえ 男とゆーものを
ほんとなんにも わかっちゃいねぇな
Shoji: You really don't know squat about how men really are.
squat=まあ、強意と思ってください。でも品の悪い言葉ですから、使わないように。
how men really are →間接疑問文ですね。「どんなものか知らない」
P55
章司:そんなやつだよ 悪いけど! Shoji: I'm sorry to say it, but that's how I am!
how →the way how SV のthe wayが省略されたと考えられます(SがVする方法)
両方を使うことはなく、the way SVかhow SVになります。
I'm sorry to say it/ tell you this, =あいにくだけど、悪いけど
P56
奈々:章司は誰よりも大切な男友達だよ! Nana: Shoji, you're my most important male friend, more than anyone else!
more than anyone else →他のだれよりも(比較級を使って最上級の内容を表す言い方ですね。)
P58
淳子:これからも奈々のことひとつよろしくね
これで あたしは 安心して東京にいけるよ
Junko: I'm depending on you to be there for Nana from now on.
I can go to Tokyo now with some peace of mind.
depend on =〜を当てにする→depend on 人to--- =人が〜するのを当てにする from now on = 今後は  
with peace of mind =安心して
P60
奈々: やだ やだ やだ やだ
行っちゃやだよ 淳ちゃ〜〜〜ん
京助: おれの事は止めてくんないの? 奈々
奈々: そっか
京助が行くのやめたらきっと淳ちゃんも行かないよね!
淳子:あたしは京助が行かなくても行くの!
東京の美大でもっと本格的に絵の勉強がしたいの

あたしの人生なのよ
あんたに指図される覚えはない!
Nana: No, no, no, no! I don't want you to go Junnnn!
Kyosuke: Nana, aren't you going to stop me from going?
Nana: That's right! If you don't go, then Jun won't go either, right?
Junko: Even if Kyosuke doesn't go, I'm going anyway!
I really want to study art in Tokyo!
Yo Dude, it's my life. You're not the boss of me.
want 人to -- =人に〜してほしい stop 人 from =人が〜するのをやめさせる
If you don't...., ....won't....either. →eitherは「〜も〜ない」の意味。必ず否定文の後に使います。肯定文で「〜も」はtoo.日本語と異なり、否定文と肯定文で別の単語を使うので井をつけましょう。   That's right.=そのとおり
even if =たとえ〜だとしても
dude = (呼びかけで)あんた、おまえ(掲示板などでもよく見かけるし、登場人物達も頻繁に使っている言い方ですが、ニュアンスがはっきりとわかるまでは、自分ではあまり使わない方がいいと思います)
You are not the boss of me.→あんたは私のボスじゃない。こんな言い方になるんですね。ちなみにこのフレーズは後に奈々がそっくり淳子に返しています。
P64
奈々:だって…
あたしも みんなと東京行きたい…
淳子:好きにすれば
あんたの人生が どーなろーと知ったこっちゃないよ
Nana: Hey...I just wanna go to Tokyo with all you guys.
Junko: Just do what you want.
I don't wanna tell you how to run your life.
guys =あんたたち guyは基本的にはやつ、男といった意味ですが、女性が混じっていても、また女性だけの集団でも呼びかけるのにguysは使えます。 wanna=want toのルーズな言い方
what→関係代名詞。「〜すること」  how to =〜の仕方  I don't want to tell you ...→あんたの人生をどうするかあんたに言いたくはないね。
P67
章司:いや―――
やっぱ人生 そー上手くは転ばないやね
Shoji: Yeah...Life doesn't fall into place so easily, does it?
all into place =正しい場所に収まる、物事がうまくいく  easily=簡単に
元の文がdoesn'tと否定文なので、付加疑問文はdoes it?と肯定になっています。
P68
淳子:あんたも気苦労が絶えないねぇ Junko: There's no end to your "responsibilities" there.
there is no end →〜に終わりはない  responsibility =責任
P69
奈々:あたしはどーしても東京出てきたいんだもん

章司:やっぱ地元残った方がいいって おまえは
Nana: I wanna move to Tokyo no matter what.
Shoji: Maybe it's better if you stay back home.
no matter what =何があっても=whatever (happens). move to =引っ越す 
maybe=たぶん stay home=家にいる 
P70
奈々:章司はあたしと離れても寂しくないんだ…
章司:寂しかねぇよ 全然
せーせーすらぁ!
Nana: Shoji, you won't miss me, will you...
Shoji: I ain't gonna miss you at all! I'll be liberated!
miss=〜がいなくて寂しく思う、〜が恋しい  ain't =am notのルーズな言い方  liberate=解放する→解放された、せいせいする  not -- at all =全く〜ない
P71
章司:おれは おまえのなんだ?
涙目んなって 思わせぶりなセリフ吐いて
人の心かき回して楽しいか
Shoji: What am I to you, anyways?
You love it, don't you, playing my feelings by getting all teary-eyed and saying things to get me stocked?
What am I to you→おまえにとって俺は何なんだ? anyways=とにかく、どうせ(本来はanywayが正しい形ですが、掲示板などでは実によくanywaysも見かけます)  You love it, don't you? 付加疑問文ですね。そしてその後にさらに文が続いています。itの中身を羅列しています。=playing....and saying...
play =手玉に取る by ---ing =〜することによって teary-eyed=涙目の<tear=涙
stock =貯蔵する、蓄える、ストックする  get me stocked→俺をストックされた状態にする get+目+過去分詞=目を〜される(状態にする)  
P71
章司:何が男女の友情だよ 笑わせんな Shoji: To hell with your co-ed friendship. Don't make me laugh.
To hell =本当に、心から co-ed =男女両用の  make人+動詞=人に〜させる。→笑わせるな。make me laughはよく使う表現なので、このまま覚えておくと便利です。でもDon't make me laugh.では喧嘩になりますから、His story made me laugh.ぐらいにしときましょう。
P73
奈々:でも道がわからない
あたしはいつも章司の横で安心して
よそ見ばっかりして歩いてたから
Nana: Because I always just depend on Shoji...And didn't notice where we were.
depend on =〜を頼りにする  notice =気づく
P76
淳子:ホレてる男に そんな事言われて 奈々が 
どれだけ傷ついたか よく考えてから対処するように!
Junko: Before you write her off, you'd better think hard about how much you hurt Nana, who loves you, by treating her the way you just did!
write off =見限る、考慮の対象外にする、無価値と見なす、 had better =〜した方がいい(ここでは章司に向かってYou'd betterと使っていますが、相手に使うと非常に命令的な口調になるので、基本的にYouを主語には使わない方がいい熟語です。ここの淳子のように、びしばしと物を言う場合なら別ですが)
think hard about =〜について一心に考える、〜について真剣に考える  how much you hurt→間接疑問文ですね、「どれほど奈々を傷つけたか」
hut =傷つける  treat =扱う  the way =〜したように

細かい事を言うようですが、固有名詞など一つしかない物を関係詞節で修飾する場合、必ずコンマ付きの非制限用法(,who)になります。(上の例ではNana, who loves you,の部分ですね)漫画の台詞という事で、くだけた表現やルーズな言い方も山ほど出てきますが、ちゃんとこういうところなど文法にのっとって書いています。逆に言うと、ネイティブの人は話し言葉でもちゃんと文法を正しく使っているという事です。
P79
奈々:あたし この人の事 恨んでたはずなのに
会うとやっぱり 全然憎めないや
Nana: I thought I coudldn't stand this guy.
But after seeing him again, I just can't hate him anymore.
stand =我慢する  after --ing =〜した後で(このingは動名詞) just =ちょっと、ただ〜だけ、 hate =憎む not ---any more =これ以上〜ない
本当にこれといって難しい単語も言い方もありませんが、奈々の心情がしみじみと伝わってくる文ですね。簡単な英語でもこれだけの事が言い表せるんだなと思います。要は使い方、か。 またここのjustなども状況に応じて自然に使えるようになれば相当微妙なニュアンスが言い表せるようになると思います。
p81
浅野:じゃあ 口止めに今度何かおごらないとな
男性:期待してますよ―――

奈々:でも本名だったんだね
浅野:え?
奈々:ううん こっちのこと
Asano: Then to shut you up I'll have to take you out sometime.
Man: All right. It's a deal.


Nana: So that is your real name.
Asano: Huh?
Nana: Oh, just thinking out loud.
shut you up =あなたを黙らせる  take 人out =人を外に連れ出す
deal =取引 →It's a deal.=いいとも。それで結構です。
think out loud(aloud) = 思い浮かんだ言葉を口に出す 思わず独り言を言う  loud=声を出す

いかにも大人っぽいしゃれたやりとりです。 It's a deal.は意味上は「それで結構です」ですが、他に You've got a deal.(それで手を打とう)とか Deal?((この条件で)いいでしょ?これでいい?)などバリエーションもあります。覚えておくと応用が利きそうな単語ですね。
P82
奈々:もー 浮気すんなよ! Nana: So no more cheating!
cheat =浮気する、カンニングする  no more =二度と〜ない、それ以上〜ない

no more+名詞で「〜はもうごめんだ」と言った意味を持ちます。 標語の"No More Hiroshimas"などもこれですね。 
P83
奈々:大丈夫 もう涙は出ない Nana: It's all right.
Ain't got no more tears left to cry.
Ain't got →I haven't got-- leave =〜を残す  no more =それ以上〜ない left<leave =残す
P84
奈々:ごめんなさい あたし…
 そんなつもlりじゃ…
京助:いや おれに謝られても
おれに泣かれても
Nana: I'm sorry, I... I didn't mean to...
Kyosuke: You don't have to apologize to me....or cry to me either.
I didn't meant to.→I didn't mean to (do that). 不定詞の動詞は前に出てきた物を繰り返す場合や、前後関係から分かり来ている場合には省略可能です。だから文がtoで終わっています。  I didn't mean to. 悪気はなかったんだ。
don't have to =〜する必要はない  apologize to人=人に謝る
not...either →〜も〜ない。(否定文の「〜も〜ない」という場合はtooではなくeitherを使います。日本語と異なり、肯定文と否定文とで別の表現になります)
P85
奈々:章司 今どこにいるかな……
京助:さあなあ
徒歩圏内にはいると思うけど…
Nana: I wonder where Shoji is now...
Kyosuke: Who knows?
But he's probably not far...
I wonder =〜かしら →この後は間接疑問文なので、Shoji isと平叙文の語順になっています。
Who knows? =誰が知っているだろうか→誰も知らない
probably =おそらく  far=遠い
P85
淳子:探すより携帯に電話した方が早いって!
京助:やっと気づいたか
Junko: I'd be better to just call her cell phone instead of looking for her!
Kyosuke: So you finally figured that out.
cell phone =携帯  instead of --ing =〜する代わりに  look for =探す
finally =最後に、やっと  figure out= 考えつく
P86
奈々:でも あの頃 あたし 傷だらけで
被害妄想だったかもしれないけど
とにかく傷だらけで
触れられたら傷口が広がりそうで 
ずっと怖かった
Nana: But I was still recovering then.
Maybe it was masochistic, but I was so hurt.
I was scared of spreading my pain.
still =まだ 未だに   recover =回復する  →I was still recovering →あのときは未だに回復している最中で
maybe=おそらく  masochistic=マゾヒスティックな、自虐的な
so=そんなに  hurt=傷ついた  be scared of =〜を怖がる、おびえる
sperad =広げる   pain =痛み
P87
奈々:あたし 章司といると
いつも癒される思いがしたよ
心で そっと 包み込んでくれてたよね
今 その温もりで
力いっぱい抱きしめて欲しいよ
Nana: Whenever I was with you, it felt like I was being healed.
You always wrapped me gently in your heart.
Right now, with that warmth...
I want you to hold me tight.
whenever =〜するときはいつでも  feel like =〜のような気がする heal=癒す
wrap =包む、くるむ   gently=優しく   warmth=暖かさ
want人+to-- =人に〜してほしい  hold 〜tight=〜をしっかりと抱きしめる
P88
章司:いやあ さっきはごめんネ
ちょっと言い過ぎたよ
まあ 気にすん
Shoji: Um..I'm sorry about earlier.
I went too far.
Let's just not worry about it.
sorry about --- →過去の時を表す単語と共に用いて「○○の時はごめんなさい」の意味。early(earlier)は実は形容詞、副詞しかありませんが、同様に使います。
go too far=度を超す、言い過ぎる too far=あまりに遠くまで
let's not =〜しないようにしよう、〜しないでくれ  worry about=〜の事で心配する
P90
章司:ほんと世話がやけるっつーか…
奈々:自分で置き去りにしといて よくゆーよ
Shoji: Talk about being a pain in the ass...
Nana: Look who's talking--you're the one who ditched me!
talk about -- =まさに〜とはこのことだ。 pain in the ass =いらいらさせる事、うんざりする物(おしりの痛みの意味)
Look who's talking →あらあら! あら、誰の事、言ってるの?(誰が話してるか見てご覧)  ditch=見捨てる、ほったらかす
P93
章司:おっし! では仲直りもすんだ事だし
たまには一緒に寝るか!
Shoji: Awright! Now that we've made up...
I guess we can finally do it!
awright=all rightのルーズな形  now that =今や〜だから  make up =仲直りをする、丸く収める
P99
奈々:女の人生 そう捨てたもんじゃないね
淳ちゃんvv
Nana: A woman's life isn't something to sneer at, is it Jun?
sneer at=あざ笑う →女の人生ってあざ笑うような物ではないね、といった意味。
NANA 〜大崎ナナ
P105
ナナ:あたしは自分の生まれ故郷を知らない
父親の顔は見たこともないし
母親の顔も とうに忘れた
Nana: I have no idea where I was born.
I've never seen my father's face..
And I've long forgotten the face of my mother.
have no idea =全く分からない  where I was born →間接疑問文(どこで生まれたか)なのでI wasと平叙文の語順。
have never 過去分詞→〜したことがない
P105
ナナ:4つの時に この海沿いの町にきて
小料理屋を営む祖母に
さんざん嫌みを言われまくって育ち
今はバイトに明け暮れながらも
夢のかけらを磨いている
Nana: I came to this coastal village when I was four years old.
I was raised by my grandmother, who ran a small diner and constantly dumped her cold sarcasm on me.
There days, while working tirelessly...I polish the shards of my dreams.
coastal=沿岸の  village=村  raise=育てる  run=経営する  diner=簡易食堂
constantly=絶えず、いつも  dump on =〜に八つ当たりする  sarcasm=嫌み、あざけり
while =〜の間に  tirelessly =休むことなく、辛抱強く  polish =磨く  shard =かけら、破片 
P114
レン:うわっ さっび〜〜〜〜
ナナ:風邪ひくじゃん!
あたしの美しい歌声が出なくなったらどーすんのさ
レン:ホッカイロとかねぇの?
気がきかん女共だな
ナナ:なんかあるでしょ
手編みのマフラーとか使えるもんが
レン:あった
二人:かっこい―――
Ren: Ohhhh... It's freezing!!
Nana: I'm gonna get sick!
What if I lose my beautiful singing voice?!
Ren: Is there an instant hand warmer in here?
Man, incosiderate fans.
Nana: There's gotta be something...
Something we can wrap around us.
Ren: Got it.
Ren&Nana: Cool!
freeze=凍る、凍り付く get sick=病気になる
what if =もし〜だったらどうなるだろうか instant =すぐの、即時の
inconsiderate=思いやりのない、察しのない <considerate=思いやりのある、<consider=よく考える、熟考する
There's gotta be=There has got to be=There has to be =あるはずだ
wrap around=〜を包み込む  cool=ナナ達がよく使っていますね。「すごい、かっこいい、いけてる」てな意味です。くだけた表現ですが、非常によく使えそうですね。
P116
ナナ:ねえ レン
覚えてる?
あたしとレンが初めて会ったのも
こんな吹雪の夜だったんだよ
Nana: Hey, Ren...
'Member when..we first met?
It was a blizzard just like this.
'member=remember   Remember when -- =〜したときの事を覚えてる?  blizzard=ブリザード、吹雪
just =ちょうど

Remember when....いろいろなシーンで使えそうなフレーズですね。
P117
レン:おまえは あの日 赤いワンピース着てた
ナナ:そーだっけ
服まで覚えてなくていーって
すごい記憶力
レン:忘れたくても忘れられねぇんだよ
おまえは史上最悪にノリの悪い客だったからな
Ren: You were wearing a red dress that night.
Nana: ...was?
You even remember what I wore... Rain man.
Ren: I couldn't forget it even if I wanted to.
You were the most unimpressed audience member ever.
Rain man→この訳には笑えました。自閉症だが抜群の記憶力を持つ男性を熱かった映画「レインマン」を下敷きにしています。
even if=たとえ〜したとしても
if I wanted to (forget it). →繰り返しなどで、言わなくてもわかる場合には、不定詞は省略されます。そのため文がtoで終わっています。
unimpressed感動しない ⇔impressed <impress動:感動させる audience=聴衆  ever=これまでで、かつて
P118
ナナ:それに学校退めて働きたかったから
ちょうどいいやとか思ってさ
レン:でも おまえ 意地悪ばーさんに店でこき使われまくってたんだろ?
それ以上働いて何がしたかった
ナナ:金が欲しかった

ナナ:子供の時からずっとだよ?
周りは親の金で好き放題して遊んでんのに
なんで あたしばっかこんな不幸な運命なのかと思うじゃん
レン:でももうガキじゃねえんだし 運命なんか自分次第でどーとでもなるだろ
Nana: I thought it was my only chance, 'cause I was thinking about quitting school so I could work.
Ren: But weren't you being used like a servant by your mean old grandmother?
Why would you wanna work any more than that?
Nana: I needed money.

Nana: Ever since I was a kid, ya know?
Everyone else had money from their 'rents to do whatever they wanted.

Ren: But you're not a kid anymore, so your life now is what you make of it.
'cause=because   quit=やめる   so (that) S can =Sが〜できるように
were being used →受け身の進行形です。「使われていた」 一見複雑そうな時制ですが、必要であれば、会話文でも平気でこのような文を使います。  like=〜のように  servant=使用人、召使い  mean=意地悪な   any more=それ以上
need=必要だ  ever since=その後ずっと  'rents=parente=両親  whatever=何でも
not -- any more =もはや〜でない  what→関係代名詞「〜する物、事」 what you make of it.

P119
ナナ:そうだね
それにあたし 最近になってやっとおばあちゃんのありがたみもわかって来たよ

ナナ:でもお礼ひとつ言えないまま死んじゃった
しかもあたしが殺したようなもんだ
Nana: It is, isn't it?
And it wasn't until recently that I realized how lucky I was to even have my grandma.

Nana: I never got to tell her I appreciated her before she died.
It was like I'd killed her.
it wasn't until recently that =最近になって初めて〜した←「〜したのは最近までではなかった」 
get to =〜できるようになる  appreciate=感謝する  like =〜ようだ
P120
ナナ:だからあたしに 赤とかピンクの女の子らしい服は絶対着せてくれなかった

レン:イケナイと思いつつあこがれるわけだ
Nana: That's why she never let me wear pink or red.
She said if I dressed like that, it meant I was seducing men.

Ren: You want it more when you can't have it.
That's why =そんなわけで〜だ、〜なのはそのせいだ。 let+人+動詞=人に〜させる(させてあげる)
seduce=誘惑する、そそのかす
You want it...→持てない時にはより欲しくなる
P122
ナナ:コートの下に 赤い色を隠して
吹雪の中を走った
Nana: I hid that red dress...under my coat.
And ran through the blizzard.
hid<hide-hid-hidden 隠す  
ノブ:レンはモテるから 女癖が悪いのがたまにキズだけど
それさえ目をつぶれば いい男だぜ
Nobu: Ren's a great guy, as long as you can ignore his womanizing and the girls hanging all over him.
as long as =〜する限りは  ignore=無視する  womanize=女の尻を追いかける、女遊びをする  hang= さまよう、ほっつき回る
ここでは動名詞が二つ使われています。 his womanizing「彼が浮気をすること」とthe girls hanging...「女の子達が彼を追い回すこと」です。動名詞は「〜すること」という意味ですが、「人が〜すること」という意味だと、所有格のhis などで人を表します。
P123
ナナ:自分の不幸売り物にして 同情買いたいだけじゃん
かっこ悪
Nana: He's marketing his personal misfortune and trying to buy pity.
How lame.
market=売り込む  personal=個人的な<person  misfortune=不運⇔fortune=運、幸運  pity=同情  lame=まずい、野暮な、腰折れの
ここではHow lame (he is)の意味。「なんてかっこわるい奴だ」
P125
ナナ:の倉庫街に捨てられてたんだって
レンの自慢話だもん

あの夜生まれた感情を
どんな名前で呼べばいいのか

それは恋とかときめきだとか
甘い響きは似つかわしくはない
嫉妬が入り交じった羨望と
焦燥感
そして欲情

今でも時々不安になる
レンと暮らすこの日常が
すべて夢の中の出来事に思えたりする

それまで卑屈に生きてきたあたしに
レンは眩しすぎたから

どんなにあがいても
未だに手が届かない気がするよ
Nana: So this is the guy (who) they say was abandoned in the harbor warehouse district...

Nana: What came over me that night... I don't know how to say it.
It was n'tso simple...as "love" or "desire."
More like jealousy, envy... A sense of uneasiness.. and need.

I still get insecure every now and then.

Ren was too glamorous for the mundane life I'd been living up 'til then.
No mater how I've struggled, I come up lacking, still.
this is the guy (who) they say was abondoned....(原文はwhoなし)→分かりづらい文ですが、the guy who was abondoned...(〜に見捨てられたヤツ)にthey sayが挿入され、「〜で捨てられたと言われている(〜という噂の)ヤツ」と言った意味になります。くどいほど繰り返しますが、こういう複雑な文も大人ならば会話の中で必要な場合にはちゃんと使います。
abandon=置き去りにする、捨て去る、見捨てる   harbor=港  warehouse=倉庫  district=地区、地域

come over =〜をおそう、感じる、胸によみがえる What came over me...→その晩何が私の胸に迫ったのかは
not so...as...=〜ほど〜でない(同等比較のas...asの否定形) 「愛」とか「欲望」ほど単純じゃなかった。
uneasiness=不安  insecure=不安な⇔secure=安全な  every now and then=しばしば、時折
glamorous=魅力的な、あでやかな (歌のタイトルにもなってましたね)   mundane life=平凡な生活 
no matter how=however =どれほど〜しても、どんなに〜しても  struggle=もがく、奮闘する  lack=〜を欠く、〜が足りない  
P131
レン:おれ 東京行くから
おまえはおまえの好きに生きりゃいいさ
Ren: I'm going to Tokyo.
So you can have whatever life you want.
whatever =どんな〜でも whatever life=どんな人生でも
P135
ヤス: おまえ レンが こんなシケた町で
いつまでもくすぶってんのはもったいないと思わねえ?
Yasu: It'd be stupid for Ren to just stay in this stale old town forever, wasting away.
It is 形容詞+for 人+to do=人が〜するのは.....だ。 stupid=ばかげている stale=気の抜けた、生気がない forever=永遠に
waste away =弱る、衰弱する 
P136
ヤス:悪いけど 
おれは音楽で飯食ってくつもりないから
そんなバクチな人生は嫌
それに たとえおれらが東京行ったとしても
レンはトラネスのメンバーになるべきだよ

ヤス:どんなに努力しても 運のないやつぁ
ゴマンといるんだ
Yasu: I don't know...I don't wanna make music be my whole life.
I don't wanna gamble my life away like that.
And even if we all moved to Tokyo...Ren will have to make T-nest his priority.

Yasu: No matter how hard they try, a lot of bands just don't make it.
make+目+動詞=目に〜させる→ make music be...=音楽を自分の人生すべてにさせる  whole=全体の
gamble away =〜を賭ける、賭け事で失う  
even if=たとえ〜だとしても  priority=優先事項、優先  no matter how hard= however hard=どんなに一生懸命〜しても

Trapnest→トラネスですが、英語風だとT-nestなんですね。日本語はとかく「頭をつなげて4文字」の省略が多いです。
P138
ヤス:立派に自立した一人前の女だろ
一緒に行きたきゃ行くだろうよ
それはナナが決めることだ
レンもきっとそう思ってる
Yasu: She's an independent woman, successful in her own right.
If she wants to go with him, she'll go.
That's Nana's call.
I'm sure Ren's thought about it.
independent=自立した   successful =うまくやる、成功する  in one's own right=自分自身の能力で、自分だけで
call=(名)判定、決定  I'm sure =きっと〜だと思う  Ren's=Ren has現在完了ですね
P138
ノブ:ヤッさん……あんた大人だ
ヤス:おまえがガキなのっ
Nobu: Yasu...you're so mature.
Yasu: Just 'cause you're such a kid.
mature =成熟した、大人っぽい、しっかりした  'cause=because
P139
ヤス:そしたらおれはもう足洗う
ちょっと名残惜しいけど
潮時だ
おまえは
新しいバンド仲間でも探せよノブ
Yasu: Then I'd quit for good.
It would be sad, but...that'd be it.
It's up to you...Nobu, to find new band members.
quit=やめる  for good=永久に、これを最後に  that'd be it→ここの'dはshouldでしょうね。「そうなるべきだ」ぐらいの意味。
up to =〜しだいで → It's up to you to=〜するかどうかはおまえ次第だ
P142
Yasu: You laugh at love, love will make you cry.
laugh at =〜を笑う  make+人+動詞= 人に〜させる(このmakeは使役動詞)→愛がおまえを泣かせるだろう。
P146
レン:ナナ!
おれのバンドで歌って!

ナナ:溢れた想いが声になる
だけど あたしはレンの為に
歌うことを決めたわけじゃない
あたしは あたしの為に
今日まで歌って来たんだよ
Ren: Hey, Nana.
I want you to sing in the band!

Nana: And this gave voice to my inner desires.
But I wasn't singing...for ren.
I sing every day...for myself.
want +人+ to do=人に〜してほしい   inner=内面的な、精神的な、内部の  desire=欲望、欲求、願望 
give voice to =〜に発言権を与える、 〜を表明する  
P151
ナナ:あんたが言うなよ……
ノブ:え?
ナナ:レンに言われたかったセリフを
あんたが言うな
Nana: Don't say that...
Nobu: Why not?
Nana: 'Cause that's what I wanted to hear from Ren...
Not just from you.
what=(関係代名詞)〜すること 'cause=because   that's what I wanted to hear from Ren...=それがレンから聞きたかった事だ    これなども丸暗記するといい表現ですね。
P152
ナナ:でもレンに抱かれる事だけが
あたしの人生じゃねぇんだ!
あたしも歌で飯が食えるようになりたい
Nana: My life doesn't revolve around screwing Ren!
I wanna be a real singer.
revolve around=〜を中心に展開する  wanna=want to 
P160
ナナ: レンはあたしに 歌う喜びをくれた
ギターを教えてくれた
生きる希望を与えてくれた
だけど あたしはレンの為に
何をしてあげられただろう

このままべつに歌なんか歌えなくなっても
レンと一緒に東京へ行って
レンの為に せめて毎日ごはんをつくって部屋を磨いて
レンの子供を産んで
そうするべきなのかもしれない
それだって充分すぎる程の幸せじゃないか
Nana: Ren inspired me...to sing my guts out...
to learn guitar...and to really live.
But what could I offer Ren?

Maybe if I quit singing...and moved to Tokyo with Ren...
I could make dinner for us every day and clean the apartment.
And have his children.
Is that what I should be doing?
That might be mofe than enough happiness.
inspire 人 to do =人に〜する気を起こさせる、人に…させる   gut=ガッツ、気力、勇気  sing out =大声で歌う
offer=提供する  maybe=たぶん  quit=やめる  move to=〜へ引っ越す  what=関係代名詞 〜すること
more than=〜以上  happiness=幸せ  might=〜かもしれない
P161
ナナ:家族のいない あたし達にとって
安らげる家を作ることは
夢を叶える事より
必要なはずなんだ
Nana: Neither of us had families.
Creating an alternative family..
Instead of chasing pipe dreams...
Might be the best thing for us.
neither of =〜のどちらも〜ない  create=作り出す  alternative=代わりの  instead of --ing =〜する代わりに  chase=〜を追いかける  pipe dream=夢想、幻想(このpipeはアヘン吸引者のパイプの事で、アヘン中毒で見るような幻想という意味)  might =mayの過去形=〜かもしれない  
creatingは動名詞で「代わりの家族(→安らげる家)を作ること」が主語になっており、instead of以下が挿入されている 
P168
ナナ:電話や手紙なんて価値がない
抱き合えなければ意味がない
レンが言葉に出来ない寂しさ
夜毎 あたしの中で吐きだしているのを
感じていたから
Nana: There was no reason to call or write.
There's no meaning without touch.
The loneliness that Ren couldn't express...
manifested itself in bed every night.
I could feel it.
I felt it more than anyone else could.
reason=理由 there's no reason to-- =〜する理由はない  meaning=意味、意義 loneliness=孤独  express=表現する、言い表す   manifest=明白に示す、明らかにする  more than anyone else=他の誰よりも 
P173
ナナ:三月の二十歳の誕生日には
がんばった自分にプレゼントを買いに行こう
東京までの片道切符
手荷物は ギターと煙草さえあればいい
Nana: For my 20th birthday in March...
I'm going to reward myself for hanging in there...
with a one-way ticket to Tokyo.
Pack those bags...guitar and cigarettes, that's all I need.
reward=褒美  hang in =耐え抜く、食い下がる  one-way=片道の  pack=〜を詰め込む