素材屋さんのためのフォトインパクト基本講座(1)

PhotoImpactはドロー系と呼ばれるソフトで
ベクタ画像を簡単に作ることができます。
ベクタ画像についての説明はwikipediaのこちらを見てください。
この講座ではまずPhotoImpactの機能を使って
ベクタ画像をいろいろ作ることから始めたいと思います。


1 まずはパス描画ツールでベクタ画像を作ってみる
0.まずPhotoImpactをインストールし立ち上げましょう。最初に出てくる「ようこそ」画面は無視。少なくとも素材を作る上ではめったに使わない機能ばかりです。

1. フル編集モード
PhotoImpact12から編集モードが選べるようになりました。
素材作りには「フル編集モード」が適しています。画面の右上のボタンで、フル編集モードを選択します。
2.それでは新しいキャンバスを作ります。上のメニューバーの→新規作成→新規イメージをクリック。
またはツールバーのをクリックしてもいいです。

新規イメージのダイアログボックスが開きます。
デフォルトではキャンバスは白、イメージサイズは標準から好きな物を。320x240ピクセルぐらいがいいでしょうか。
その他はデフォルトのままOKをクリック。
3.次にパス描画ツールを使ってベクタ画像を描きます。

ベクタ画像(ベクトル画像)の説明はwikiのこちらをどうぞ。直線や曲線で描いた画像と思ってください。
(ラスタ画像はjpegやbmp, gifなどドットの集合によって描かれた画像です。ベクタ画像はいくら拡大しても鮮明ですが、ラスタ画像は拡大するとぼやけます。)

左のツールボックスからパス描画ツールを選んでクリックします。

4上の属性ツールバーに形状が表されます。
別の形を選ぶときは、右の▼をクリックすると、下に様々な形が現れるので、描きたい形をクリックします。

5.またカスタム形状をクリックすると、カスタム形状のダイアログボックスが開き、さらに多くの形を選べます。
カスタム形状をクリックすると、左のようなダイアログボックスが現れます。どれか好きな物をクリックして選びましょう。
6.描きたい形が決まったら、キャンバスの上の適当な位置で図のようにドラッグします。すると選択した形をキャンバス上に描くことができます。
PhotoImpactにはこのベクタ画像の形が実に多く入っています。左はイージーパレットのライブラリの図ですが、これでもすべてではありません。
数えてみたら290個入っていました。(しょっちゅう使ってますがこんなに多いとは知りませんでした!)
7.次に上の属性ツールバーからモードを選びます。
モードは2Dオブジェクト、3D球、3D円錐、3Dトリム、3Dパイプ、3Dカスタムの6種類があります。

同じ円でもモードの違いによってこれだけ変わってきます。

また素材のダイアログボックスから斜面の設定を変えることにより見た目が変わってきます。(これは後でまた説明します)

左の図は左上から右に、2D、3D球、3D円錐、下の列の左から3Dトリム、3Dパイプ、3Dカスタムです。
それぞれイージーパレットから3D球にはジェル、3D円錐とトリムにはメタリック、3Dパイプにはプラスチック、3Dカスタムにはグラスの効果がかけてあります。
8.次に、今作った画像が選択された状態で(図形の周りが動く点線で囲まれている状態)右のイージーパレットから「テキストとオブジェクトの効果」を開き、その中のどれでも開いてダブルクリックしてみましょう。ここでは「素材ギャラリー」の「ゼリー」を選択しています。


イージーパレットのサムネイルをダブルクリックすると、キャンバスに描いた画像が青いゼリー状に変わります。
イージーパレットのギャラリーのメニューは大元で「イメージの効果」と「テキストとオブジェクトの効果」の二つに分かれ、その下にサブフォルダが幾つもあります。

立体的なCG画像を作るには、下の方の「テキストとオブジェクトの効果」の中の効果を選びます。
ここでは「素材」のフォルダからいろいろ選んで見ましょう。
左の図のように、実に様々な種類の効果(プリセット)が用意されています。

どれでも上のように、図形を選択しておいて、イージーパレットをクリックするか、あるいはイージーパレットをクリックしておいて図形を描くと、その効果のついた図形を描くことができます。
様々な形に様々な効果を付けてみました。

9.次は「素材」の上の「素材の属性」のフォルダを開いてみましょう。
こちらにも様々な効果が入っています。
「素材の属性」には左のように「色」「テクスチャ」「斜面」などいくつものサブフォルダがありますが、「素材」の方は斜面や反射などの属性を含んでいるのに比べ、「素材の属性」の方はその画像の「色」や「テクスチャ」や「斜面」の部分だけが変わります。

…と書いてみてもピンと来ないですよね。(^^;

要は片っ端からクリックして様々な効果を楽しんで見ましょう。(^^)

図形が290種。モードが6つ。イージーパレットの「素材」の効果が合計190種。「素材の属性」の効果が合計555種。
(いや、本当に改めて数えてみてこんなに入ってるとは思わなかった)

それらを順列組み合わせで掛け合わせると…
とにかくこれだけでも無限と言ってもいいぐらいです!

←左はテクスチャの効果だけを表示したもの。これでも全部表示できていません。それに加えて、色だのメタリックだの、やっためたらとあります。


10.左の上はベクタ画像の円を1=2Dオブジェクト、2=3D球、3=3D円錐、4=3Dトリム、5=3Dパイプ、6=3Dカスタムのそれぞれで表した物です。(2D以外は斜面の幅や深さを変えることにより、見かけはがらっと変わってきますし、3Dカスタムは数種類斜面のメニューがあります。またイージーパレットから斜面の形状を選ぶ事もできます)

下の輪は、アウトライン描画ツール(パス描画ツールから選択できる)から1=2Dオブジェクト、2=3D球、3=3Dパイプ、4=3Dカスタムで描いた物です。

またそれぞれの花模様は、パス描画ツールとアウトライン描画ツールで花模様を描き、イージーパレットから色を選択して作った画像です。

これだけでも素材になりそうですね。

(このほかにも様々な属性を変更することができます。とにかくいろいろやってみてください。思いがけない変化が現れたりします。) 
11.ところで左は「ジェル」の効果をかけましたが、ちょっと筋が入ってますね。
12.さて、この花びらをもっと滑らかにしてみましょう。上の属性ツールパネルから「素材オプション」をクリックすると、左のようなチェックボックスが現れます。「斜面の設定」を選択し、「自然なスピン」にチェックを入れます。
13.すると下のような図になります。
滑らかになりました。
このように斜面の設定も細かく行えます。

右のイージーパレットから様々な色やテクスチャを選択することにより実に様々な図形を簡単に描くことができます。

これらを組み合わせる事によって、簡単に素材ができてしまいます。

図形の位置などを変えたい場合には、左のツールボックスの一番上のピックツールをクリックし、移動したい図形をクリックして選択し、ドラッグします。図形は複数選択することもできます。

後はあなたのセンスの問題です。(って私もセンスがないんですが…)

14.それではできた画像を保存しましょう。メニューバーのファイル→名前を付けて保存 を選択します。

ファイルはjpgでもgifでも保存できますが、ufoの形でも保存しておきましょう。
ufoはPhotoImpact特有のファイルで、ufoファイルで保存しておくと、キャンバスの上にそれぞれの図形が乗っているような状態で、位置も色や属性も自由に変えることができます。

ただufoのファイルはPhotoImpactでないと開けられないので、HPで使ったり人にあげる場合にはjpgやgifで保存しましょう。


私は素材を作るときに、必ず「素材の元」としてufoの形で保存しています。こうすることにより後で他の素材と組み合わせたり、また変化させたりして自由に活用できます。


15.イメージの効果

出来た図形にはイージーパレットの上の方の「イメージの効果」の効果もつけられます。しかし「イメージ効果」をつけると、その画像はラスタ画像に変化します。
(PI10以前のバージョンでは図形の上で右クリック→オブジェクトの種類を変えるを選択し、画像をイメージにあらかじめ変える必要があります)

下の「テキストとオブジェクトの効果」の方は、効果をつけてもベクタ画像です。

「イメージの効果」をつけた例です。
上から
1.塗りつぶし→グラデーション
2.塗りつぶし→テクスチャ混合
3.フォト効果→ノイズ
4.特殊効果→アーティスト→レンガ5
5.クリエーティブ照明→レーザー
6.ボタン→任意形状ボタン

です。

この他にも数え切れないほどの効果が設定されてあり、それぞれについて細かく変化をつけることも可能です。

まさに加工は無限にあります。




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